東海地域中核産業支援投資事業有限責任組合によるすぎやま工業(株)への資本性劣後ローンの実施について-メザニンファイナンスを活用した地域企業への成長戦略支援-

2017年02月28日

地方創生

当行および十六リース株式会社ならびに株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という)が共同出資する東海地域中核産業支援投資事業有限責任組合(注1)(以下「当ファンド」という)は、すぎやま工業株式会社(本社 愛知県岩倉市、社長 杉山豊隆、以下「当社」という)の工場移転・集約による当社の競争力強化事業を、メザニンファイナンス(注2)を活用(資本性劣後ローン)し、支援しましたのでお知らせします。
 
当社は、昭和23年創業のフォークリフトをはじめとする産業車両向けのギアを主製品とする精密切削部品生産事業者です。
 
本件は、岐阜県輪之内町での新工場建設および同工場への生産機能の集約により、地域企業の競争力が高まることが期待されることから、当行はDBJと協調し、資本性資金の供給によってサポートするものです。
 
当ファンドにおける投融資実績は、本件が第3号の案件となります。
当行は、通常の融資はもちろん、メザニンファイナンスによる資本性資金の提供により、市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客さまの取組みを積極的に支援してまいります。

 
(注1)当ファンドは、岐阜県・愛知県に顧客基盤を有する当行とDBJが連携し、優先株式や劣後ローン等の金融サービスを組み合わせながら、製造業を中心とする地域の中堅・中小企業へのサポート体制を目的に、平成28年1月に設立されました。
(注2)「メザニンファイナンス」:メザニンとは「中二階」を意味します。企業の資本と負債の中間的性質を有するファイナンスであり、劣後ローン、優先株式等の形態をとり、株式(議決権)の希薄化を回避して資本性資金を調達することが可能となります。

以 上