業界研究 長瀬研究員のなるほど!銀行講座
十六銀行グループのシンクタンク・十六総合研究所の長瀬研究員が、銀行の業務や機能、さらには地方銀行とメガバンクの違いなどをわかりやすく紹介します。これから金融業界を目指すみなさんの業界研究の一助として役立ててください。
第3話「地方銀行とは?」
こんにちは!十六総合研究所の長瀬です。最終回の今回は、地方銀行について説明しましょう。みなさんは、銀行の名前をいくつ知っていますか?

銀行にも種類がある?


実は、日本には100以上の銀行があります。これらは大きく三つに分けることができます。ひとつは、中央銀行とも呼ばれる日本銀行(日銀)です。日銀は他の銀行とは全く業務が異なり、銀行、信用金庫やJAなどの共同組織を含めた全ての金融機関を管理統括する銀行であり、日本全体の物価調整のために各種施策を実行する銀行でもあります。みなさんも、一昨年から始まった量的・質的金融緩和や、度々会見を開いてコメントを発表する日銀の総裁を知っていますよね。

次に、日本政策投資銀行や国際協力銀行といった政策金融機関があります。これらは一般的に政府系金融機関とも呼ばれ、政府が一定の政策を実現する目的で作られた特殊な銀行です。

最後は、最も数の多い民間金融機関です。民間金融機関は、預金を取り扱わない証券会社・保険会社等と、預金を取り扱う金融機関の二つに分けられます。ここからは、後者のうち普通銀行についてお話していきます。

メガバンク(都市銀行)と地方銀行の違いは?


では、普通銀行の中で、メガバンクと呼ばれる都市銀行と地方銀行は、何が違うのでしょうか? 実は、双方とも形は同じですが、営業エリアや得意とする業務が異なることから、区別されています。

それぞれの強みがあります
メガバンク(都市銀行)は、東京や大阪などの大都市に本店を置き、日本全国に支店を配置して国内全域で営業している銀行のことを言います。世界各地に支店を設けることもあり、グローバルなネットワークを有しています。

一方、地方銀行は都道府県の主要都市に本店を置いて、県内に強固な営業基盤を築き、その県と近隣県を主要な営業エリアとしています。地域のお客さまとの深いお付き合いがあり、信頼関係が作りやすい強みがあります。ちなみに、地方銀行においても海外に拠点を構えたり、地方銀行同士で提携したりするなどして、海外に進出するお客さまのサポートを行っています。

もっと、地域を元気にするために


地方銀行は、地域にとって欠かせない社会インフラとして、個人や地域の中堅・中小企業のお客さまの多様な金融ニーズにお応えするとともに、地域社会の振興や街づくりのために、地域金融の主導的な役割を果たしています。また、地方銀行は、貸し手(金融機関)と借り手(お客さま)との間で、情報量が対称ではないことによって生じるさまざまな問題を解決するため、お客さまとの親密な関係を長く維持することでお客さまの情報を蓄積し、貸出業務などに活用しています。これを「リレーションシップバンキング」といいます。

これまでお話してきたように、地方銀行には様々な業務があり、みなさんの生活の多くの場面で役に立ち、また、地域経済の活性化のために大きな役割を果たしています。それは、地方銀行で働く私たちが担う責任の重さを意味すると同時に、自らの成長にもつながる仕事のやりがいを示唆しています。
このホームページでは、十六銀行で働く行員の生の声を掲載していますので、より深く銀行業務を知りたい方は、ぜひご覧になってください。

私たちは、地域経済の発展に貢献したい、お客さまに信頼していただける銀行員になりたいという前向きで向上心のある学生のみなさんをお待ちしています。最後になりますが、みなさんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。