長良支店 岐阜第一ブロック長兼支店長 宇佐美 隆 (1984年入行)
川の流れのように。
宇佐美:やはり、Face to Face の対応が求められているのだと思います。ただ便利なだけでなく、そこに行けば会話があり、何か新たな発見や情報が得られるという支店のメリットを、お客さまに感じていただけているからでしょう。

先ほど、私がロビーでお話ししていたお客さまからも、雑談の中でいい情報を伺ったところなんですよ(笑)。地域の中で、この支店は情報交流の場としても機能しているのですね。それだけ、お客さまの暮らしの中に十六銀行が根付いているということだと思います。何しろ、この支店は110年前からあるんです。もちろん建物は新しくなりましたが、おじいさまの代からお付き合いのあるようなお客さまも多い。

ビジネスはもちろん、ご家族の結婚や新居の準備など、地域のお客さまの人生の節目ごとにお手伝いをさせていただいてきた蓄積が、支店の活気をつくり出しているのだと思いますね。これからも、お客さまとのリレーションを深めながら、こうした支店の魅力を磨き続けていきたいですね。
宇佐美:古くからの住宅街で、店舗網も充実していますから当行の地域シェアは高いですよ。資産形成や資産運用業務、住宅ローン業務など個人マーケットに強いというのが、長良支店の特徴です。

一方、お客さまの高齢化や事業先の減少が進んでいるため、既存のお客さまとのリレーションを深めると同時に、若いお客さまとのお取引の拡充や、まだお取引のない事業所の開拓という課題もあります。これを解決するのは、お客さまの潜在的なニーズに、行員が気づく力だと思いますね。

お客さまはすべてをおっしゃってくださる訳ではありませんから、ニーズを察知して我々がソリューションにつなげる力が大切になる。行員一人ひとりが努力して知識やノウハウを習得するだけでなく、解決困難な問題には、その分野のスペシャリストの協力を得られるよう銀行内外でネットワークを構築することも重要だと思います。

地域も変わりますよ。まだ少し先の話ですが、2020年には東海環状自動車道が全線開通します。企業進出や観光など、ヒト・モノ・カネが大きく動くことが期待されていますから、長良エリアにも、また新たな魅力が生まれるかもしれませんね。
宇佐美:そうですね。私は、入行した当初から「支店長になるんだ」と考えていたような気がしますね。当時の支店長の考え方や方針を学んで、もし、自分が支店を任されたらどうするか? どうしていきたいのか? をいつも考えてきました。
それは、銀行に入って営業店に配属されれば、誰もが思うことじゃないでしょうか。目標を達成するために、組織や体制をつくり、行員と一緒に頂上を極めていく。キャリアを積めば積むほど、支店長という仕事の魅力は輝きを増していくと思いますよ。

自分の仕事が、部下の成長につながる。それは当然、お客さまの喜びや銀行のメリットにもなる。嬉しい仕事だと思います。また、そこで得た人とのつながりは、仕事を超えて人生の財産にもなります。それは、お客さまと一緒になって問題解決に取り組める銀行員ならではの醍醐味ではないでしょうか。


――そう言ってから、宇佐美支店長は数人の部下と打ち合わせをはじめる。ロビーでお客さまから聞いた「いい情報」の対応会議だ。支店長は状況を説明し、さらなる情報収集を指示。部下たちは足早に街へ出かけていく。

支店長のモットーは、「過ぎたるは及ぶ・・がごとし」つまり、何事も程々に、ではなく、納得できるまでとことんやる。彼の視線はもう、情報収集の次のステップを見据えている。午後の光が差し込む穏やかな店内では、若い夫婦が住宅ローンの相談カウンターに座った。二人の将来の夢が語られる。近くを流れる長良川のように、支店の時間はたゆむことなく流れ続ける。
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