「農林漁業成長産業化ファンド」東海三県第1号出資案件「株式会社マンナン工房ひだ」への出資決定について

2015年05月25日

当行と十六リース株式会社(代表取締役社長 村松肇)が株式会社農林漁業成長産業化支援機構(代表取締役社長CEO 大多和巖)と共同で設立した6次産業化を支援する地域ファンド『じゅうろく六次産業化ファンド投資事業有限責任組合』(略称:じゅうろく六次産業化ファンド)は、株式会社マンナン工房ひだ(代表取締役社長 北野勝広)に対し、第1号案件として出資を行うことを決定しましたので、下記のとおりお知らせします。

当ファンドは、農林漁業の6次産業化による地域経済の活性化に貢献するため、株式会社農林漁業成長産業化支援機構法に基づき設立した官民ファンドで、本件は同法に基づく出資として東海三県において第1号案件となります。

1.出資案件の概要

出資先 株式会社マンナン工房ひだ
代表者名 代表取締役 北野 勝広
所在地 岐阜県下呂市御厩野1214-2
事業内容
  • 冷凍後に解凍しても食感を損なわず、低カロリー食材として冷凍食品に混入できる冷凍用こんにゃくの製造販売。
  • 規格外の飛騨産野菜を活用した野菜ペースト入りこんにゃく(主に刺身こんにゃく)の製造販売。
出資額 25百万円
出資時期

平成27年6月下旬(予定)

2.事業スキーム図


3.『じゅうろく六次産業化ファンド』の概要

項目内容
ファンド名称 じゅうろく六次産業化ファンド投資事業有限責任組合
ファンド存続期間 平成40年12月31日まで
無限責任組合員 十六リース株式会社
有限責任組合員 株式会社十六銀行、株式会社農林漁業成長産業化支援機構
ファンド総枠 5億円
出資対象事業者 農林漁業者の主体性が確保され、6次産業化・地産地消法に基づく総合化事業計画の認定を取得する事業者

4.経緯等

当行では、平成22年7月、法人営業部に「農業・食品・流通」の専担者を配置し、農業生産者・加工業者の取引拡大をはかるため、生産と流通の商流をミックスした戦略的な取組みを開始しました。「農業・食品・流通」分野への取組みとして、農業者向け融資の提供、6次産業化・農商工連携への取組支援、フーズマッチングフェア開催による新たな販路開拓支援、植物工場の提案といった、異業種からの参入支援に注力してまいりました。こうした取組みの中で、冷凍用こんにゃく、および野菜ペースト入りこんにゃくの製造・販売により、下呂市近郊を含む飛騨地域のこんにゃく芋の農地・生産拡大、農家の所得向上、雇用創出を目指す株式会社マンナン工房ひだに対し、出資を行うことを決定させていただいたものです。

これからも当行は、十六銀行グループ一体となって農林漁業を活性化させ、農山漁村における雇用創出と成長産業化に向けて取組んでまいります。

お問い合わせ先:十六銀行法人営業部地域開発グループ TEL:058-266-2523

以上