東海地域中核産業支援投資事業有限責任組合による株式会社鈴木栄光堂の優先株式引受について-メザニンファイナンスを活用した地域企業の成長戦略支援-

2016年09月15日

 当行、十六リース株式会社(社長 内田篤)および株式会社日本政策投資銀行(社長 柳正憲、以下「DBJ」という。)が共同出資する東海地域中核産業支援投資事業有限責任組合(注1 )(以下「当ファンド」という。)は、株式会社鈴木栄光堂(本社 岐阜県大垣市、社長:鈴木伝、以下「当社」という。)によるM&Aを通じた事業領域の拡大を、メザニンファイナンス(注2)を活用(優先株式の引受)し支援いたしましたのでお知らせします。

 当社は、明治10年創業の菓子製造・卸売企業で、ゼリーやあめの製造に加え、近年はアミューズメント施設向けの景品菓子の企画・卸売、日本製菓子の海外輸出にも力を入れています。
 本件は、当社が販路拡大等を目的に実施した、菓子の商品開発及び卸売等を行う企業の株式取得により、地域企業の競争力強化が期待されることから、DBJと協調して資本性資金の供給によってサポートするものです。
 当行は、通常の融資はもちろん、メザニンファイナンスによる資本性資金の提供により、市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

(注1)当ファンドは、岐阜県・愛知県に顧客基盤を有する十六銀行とDBJが連携し、優先株式や劣後ローン等の
    金融サービスを組み合わせながら、製造業を中心とする地域の中堅・中小企業へのサポート体制を目的に、
    平成28年1月に設立されました。
(注2)「メザニンファイナンス」:メザニンとは「中二階」を意味します。企業の資本と負債の中間的性質を有
    するファイナンスであり、劣後ローン、優先株式等の形態をとり、株式(議決権)の希薄化を回避して
    資本性資金を調達することが可能となります。

 

以 上