メキシコ合衆国アグアスカリエンテス州およびハリスコ州との業務協力協定について
2016年02月01日
当行は、株式会社国際協力銀行(以下「JBIC」)(総裁 渡辺博史)がメキシコのアグアスカリエンテス州(平成27年10月26日付)およびハリスコ州(平成27年11月9日付)との間でそれぞれ締結した中堅・中小企業の現地進出支援にかかる覚書に参加する形で、両州と提携関係を結びました。この提携により、当行のお取引先さまは両州のジャパンデスクを活用し、メキシコにおける事業展開に関する各種情報の入手が可能となります。
当行では、従来の上海・香港・シンガポール・バンコクの4事務所ならびに9ヵ国にまたがる13の提携金融機関による海外ビジネスサポート体制に加え、本提携によりお取引先さまの海外進出支援の取組みをより一層強化してまいります。
記
1.提携日
平成28年2月1日(月)
2.業務協力の内容
・両州政府によるメキシコの経済・投資環境情報提供
・両州政府によるビジネスパートナー候補選定や、メキシコ地場銀行の紹介、事業許認可取得・現地職員
採用方法などに関する情報提供 等
3.業務協力の目的・背景
・メキシコは約1億2千万人の人口を有し、現地マーケットの成長性や安価な労働力等を活用した組み立て
メーカーの供給拠点として期待されること等により、自動車産業を中心に近年注目を集めています。
・メキシコの自動車生産台数は、平成26年に330万台超となり、世界第7位の生産規模となっています。
その後も各国完成車メーカーの新工場建設等が相次いでおり、平成32年には生産台数が500万台に
達するとみられています。
・当行お取引先さまにおきましても、今後同国への事業展開ニーズが高まることが予想されることから、
現地州政府と協力してメキシコにおける情報網の構築、サポート体制の充実を図ることとしたものです。
<ご参考>
●アグアスカリエンテス州
・メキシコシティ、モンテレイ、グアダハラといった経済活動が活発な地域の中間地点といった好立地にある。
・メキシコ国内において、自動車生産台数第1位の日産自動車が昭和58年から当州で操業を開始。
平成25年に20億ドルの追加投資を行い、第3工場が稼動済。同投資等により、近年自動車メーカーの
進出が相次いでいる状況。
●ハリスコ州
・州都のグアダハラはメキシコ第2の都市で世界的に知られる大手電子企業が進出したことにより、メキシコの
シリコンバレーと呼ばれるまでに発展。
・近年、隣接するアグアスカリエンテス州やグアナファト州への自動車関連企業の進出が相次いだことにより、
両州への良好なアクセスが可能なハリスコ州への注目が高まっており、ハリスコ州としても自動車関連企業の
投資誘致に注力している。
以 上