2025年1月28日(火)
「亀井聖矢 ピアノリサイタル」を開催

クララザールじゅうろく音楽堂において、クララザールじゅうろく音楽堂10周年特別企画シリーズ第1弾となる亀井聖矢ピアノリサイタルを開催しました。
クララザールに到着した亀井さんの第一声は「ただいま」でした。幼少期から何度もクララザールのステージにあがり、訪れるたびに自分の成長を確かめてきた、まさに原点とも言える場所なのでしょう。チケットは即日完売、全国から多くのお客さまが詰めかけ、開場2時間前から長い列ができる人気ぶり。全編ショパンのプログラムで、彼自身が「近しいと感じる」という作曲家の心情を丁寧に紡ぎ、ファンの思いに応えました。アンコールは「ラ・カンパネラ」。興奮と熱気と称賛が交錯する満員の客席は、オールスタンディングで彼の熱演を讃えました。
終演後の控室でTV番組の取材を受ける彼の顔には、極度の集中による疲労感とともに、ふるさとの温かさに包まれた笑顔がありました。傍らでは、彼から寄贈を受けたピアノ(幼少期から使用していた思い出のピアノ)がその様子を優しく見守っていました。
今年10月にはショパン国際ピアノコンクール(世界最高峰のピアノコンクール)に挑戦予定の亀井さん。その活躍から目が離せません。