2025年4月6日(日)
「篠田弘美ソプラノリサイタル 恋文~いとしい人、ささやかな~」を開催
クララザールじゅうろく音楽堂の新企画【Bravo!Gifu】の第1弾として、「篠田弘美ソプラノリサイタル 恋文~いとしい人、ささやかな~」を開催しました。
【Bravo!Gifu】は、2025年度から新たにスタートした企画です。地元岐阜、そして国内外で活躍する岐阜ゆかりの実力ある演奏家に演奏機会を提供したいという想いから生まれました。
記念すべき第1弾にご出演いただいたのは、創作オペラ「紙すきのうた」のゆき役で知られるソプラノ歌手の篠田弘美さんです。篠田さんは岐阜県立加納高校音楽科、国立音楽大学声楽科を卒業後、地元岐阜県を中心に、創作オペラやミュージカルで数々の主要な役を演じてこられました。また、歌唱指導や音楽監督としてもご活躍のほか、昨年からはコンサートや舞台の企画制作プロジェクト「ぎふ音楽舞台」の活動も始められるなど、多岐にわたるご活躍をされています。
今回のリサイタルは「恋文~いとしい人、ささやかな~」と題し、篠田さんがこれまで出会ってきた歌の数々を披露。時にはオペラの舞台を彷彿とさせる表現も交え、その美しく伸びやかなソプラノの響きは聴衆を魅了しました。吉田雅博さんの力強くも繊細なピアノとの息もぴったりで、見事なアンサンブルを聴かせました。
特に歌劇「夕鶴」の間奏曲からの歌声には、涙するお客さまが続出。アンコールの「紙すき歌」では、会場からも歌声が広がり、感動的なフィナーレとなりました。