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奨学生からの便り

 これまでの大学生活を通して感銘を受けたことは2つあります。1つ目は、数学科を専攻していますが他の教科の学習にかなり重きを置いているということです。入学前は主に数学をやる学科というイメージがありましたが実際は違いました。特に英語の授業では、実際に大勢の前でプレゼンテーションを行ったり作文を書いたりするなどとても忙しいです。このように英語の授業に力を入れるのは、現代社会で生きてくうえで英語が欠かせないものであるからだと思います。会社に就職すれば海外の方と交流する機会が増え、プレゼンテーションを行うのは当たり前のことです。今では英語を学ぶのが本当に楽しく、日々の努力により英語力が上がったと思います。
 2つ目は、大学には自分の周りにも熱心に勉強している人がたくさんいるということです。2回生になってから特に真剣になったような気がします。どういったあたりが真剣なのかというと授業が終わってから教授に質問をしたり、ノートをしっかりとるなどといったごく当たり前のことをやっていることです。しかし、こういったことを当たり前に行うのはなかなか難しいと思います。大学で学ぶ内容は専門的なことが多く、すぐに理解するのは厳しいです。自分も勉強で行き詰ったことがあります。そんなときに、周りの人の熱心な姿に感銘を受けて自分も頑張ろうと思うことができました。これらのことから共に学ぶ仲間は本当に重要であると感じました。
 これから大学に進学する高校生の皆さんには是非、わからなかったら先生にしっかり質問するということをお勧めしたいです。わからないことを積み重ねていくと後で大変なことになります。また、勉強ばかりするのではなく自分なりの息抜きを持つということも大切です。あとは、勉強は長くダラダラとやるのではなく短時間集中してやることを意識すると知識を効率よく蓄えることができると思います。楽しい大学生活がおくれるように、精いっぱい頑張ってください!



平成28年度奨学生 山田大雅(立命館大学)


 私は基礎工学部システム科学科知能システム学コースに在籍しています。もともとは腕のロボットを作りたいと思ってこの学科を選んだのですが、講義を聴いているうちに、ロボットを作るためにはその制御だけではなく周囲の環境や人間の心理などを学ぶことが必要であることを知りました。一回生のころは専門的な内容を学ぶための基礎を身に着けるということで、数学、力学、コンピュータの使い方を学びました。しかし、二回生になると途端に専門的な分野に入り、プログラミングなど新しいことを学習し始めました。私は大学に入るまでほとんどパソコンを使う機会がなかったのでまずは慣れることからのスタートでした。はじめは分からないことも多くて作業が効率よく行えなかったのですが、だんだん仕組みが分かってきて勉強のコツをつかむことができました。今では新しいことを学ぶのが楽しくて、自分でプログラムを組んで動作を実行させることよりも完成度を高めることを目標にして取り組んでいます。
 また、数学や制御の授業も5科目ほどあります。それらの授業は一見すると異なることを学んでいるように見えても実はつながっていて、さまざまな講義を受けることで一気に理解が深まっていくことを実感できます。現在学んでいるのは専門的な内容の中では初歩ですが、今後につながってくる内容なので一つ一つ丁寧に学んで自分のものにし、講義を受けて実践するなかで将来自分がどんな研究をしたいのかを具体的に決めていきたいです。
 さらに学業だけでなく部活動にも取り組んでいます。私は書道部に所属しているのですが、臨書するだけではなくパフォーマンスもします。パフォーマンスでは音楽に合わせて大きな文字を書くのですが、文字のデザインや構成は自分たちで考えて試行錯誤を重ねながら完成させていきます。部員全員でタイミングを合わせるのは簡単なことではありませんが成功したときは想像以上の達成感が得られます。
 最後になりましたが、私が充実した学生生活をくれるのも十六地域振興財団さまのご支援のおかげです。今後も勉学と部活に精一杯精進していきたいです。



平成28年度奨学生 渡邊あきら(大阪大学)

 僕は将来、脳外科医になることを目標に医学部に入学して以来、医学の勉強に努めてきました。医学部の勉強はもちろん非常に大変です。生理学という学問では、人体の生理的な反応などの仕組みに関して例えば神経系の働きであったり、ホルモンの分泌作用などを学びます。また解剖学という学問では、献体という制度にご協力をいただいた先生、またその家族の方に感謝しながら人体の構造、例えば筋肉の構造であったり神経系の連絡の仕方、動静脈系の交通による血液循環の仕組みなどを学びながら各臓器や筋肉などの症例を学ぶということに取り組んでいます。このように僕は大学入学以来、勉強を中心に取り組んできたのでこの機会に医学部の勉強から感銘を受け学んだこと、またはこれからの勉強への抱負について書きたいと思います。
 まず医学部の勉強で感銘を受けたのは、医療はもちろんたくさんの人の支えがあって発展しており、自分たちが医師になるためにも非常に多くの方が支えてくださっているということです。先程述べた解剖学の献体制度や、ご献体を私たちのためにしてくださった先生、さらにそのご家族など非常に多くの人の協力があって初めて私たちは学ぶことができるのだということ。さらに講師として教えてくださる教授の方々も、大学病院での診療をしながら、自分の時間を削って私たちの講義の準備をして講義をしてくださったりなど解剖というたった一つの講義を受けるためには多くの人が支えてくださっているということに非常に感銘を受けました。また解剖などの道具や教科書は非常に高価で奨学金を私に支援してくださった財団の方にも非常に助けられていると感じます。私たちが学ぶためにはこのようにたくさんの方の支えがあるということを忘れずに将来自分も誰かを支え、地域に貢献できるよう学業により励まなければならないと思いました。
 来年度からはさらに講義も増え、非常に勉強が大変で辛くなる時もあると思いますが自分だけで勉強しているわけではなく多くの方に支えられて勉強させてもらっているのだという気持ちを忘れずにより一層励みたいと思います。
 受験を控えた高校生の方がもしこの文章を読んでいたら、自分の周りを見て支えてくださる家族や学校の先生などへの感謝の気持ちを持って自分の進路を切り開いてくださることを願っています。



平成28年度奨学生 直江良多(千葉大学)

 岐阜を離れ、福井県立大学に入学して1年半が経ちました。最初は慣れない土地で周りに知り合いもいないなかでの一人暮らしは大変でしたが、今ではすっかり慣れ、勉強に部活にアルバイトに毎日がとても充実しています。
 そして、大学で新たに自分がやりたいと思うことを見つけました。それは語学です。私は今、中国語の勉強に力を入れています。もちろん、普段の授業も一生懸命頑張っています。そのお蔭で1年生の時は特待生に選ばれることが出来ました。せっかく大学生として大学に通わせてもらえているので、きちんと学ぶことは学んでいきます。さらに普段の学業に加えて、私は語学、特に中国語をもっと学んでいきたいと思っています。私の通う大学では交換留学先としてアジア各国の大学と提携していて、大学内にも多くのアジア圏の留学生がいます。特に中国や台湾の学生が多くいます。もともと中国語が話せたらいいなと思っていた私ですが、今年の夏に台湾に短期留学に行った際にもっと中国語を話せるようになりたいと思ったのです。
 私は今年の9月に学校のプログラムで福井県立大学との提携校でもある台湾の高雄第一科技大学に2週間行ってきました。そこで感じたことは、もっと中国語を話せるようになって台湾の人々ともっとたくさん話せるようになったら楽しいだろうな、ということでした。もっと日本のことや私の故郷である岐阜のことをもっとたくさん知ってほしい、私の口で、自分の力で伝えていきたいと思ったのです。台湾の人はとても親日で、多くの人が日本に大きな関心をもっています。私がお世話になったのは日本語学科の学生であるということが伝わらなかったときは、とてももどかしかったです。また、今回一緒に留学をした学生5人中4人は福井出身であり、私たちの大学は福井県にあるため、福井ってどんなところ?とよく聞かれました。しかしわたしは福井のことより、18年間住んでいる岐阜のことの方が知っていることはたくさんあります。なので、私は岐阜出身だからと、台湾の学生に私の出身地である岐阜のことをたくさん話してきました。私しか伝えられないことを一生懸命、地元の良さを知ってもらおうと話してきました。その場で岐阜のことを伝えられるのは私しかいないということで、たくさん知ってもらおうとしました。でも、やはり言葉の壁はあって、うまく伝わらないと歯がゆく感じます。岐阜のきれいな風景の写真を見せたり、白川郷や鵜飼の写真を見せたりしました。台湾の学生は、日本の武将として織田信長を知っていたため、岐阜という名前を付けた人は織田信長なのだということを伝えたり、正室の濃姫は岐阜の人なのだと教えたり、濃姫にちなんで、濃姫という名前の苺もあるのだという話をしました。たくさん話しているうちに、岐阜にも行ってみたいといわれとっても嬉しかったです。しかしもっと中国語が話せたら、きっとさらに沢山のことを伝えられるのに、もっと日本のこと、私の故郷のことを知ってもらえるのに、と思えてなりませんでした。
 日本に帰ってきた私は、中国語の勉強により一層力を入れることにしました。大学内にいる留学生と中国語で話をしたり、留学中にできた友達とSNSでやり取りしたりもしています。さらに中国語を学んで、もっと多くのことを、私にしか伝えられないことを沢山伝えていけるように今、学んでいます。
 これから私は、大学の交換留学プログラムで中国、もしくは台湾に留学したいと考えています。そのために、中国語の勉強を頑張るのは勿論のこと、普段の勉学も頑張り、今の成績を落とすことなくどちらも一生懸命やっていきたいと思っています。
 最後に、私が大学で新たな目標を見つけ、努力することが出来るのは、大学に行かせてくれた家族と、財団の多大なるご支援のお蔭です。心より感謝申しあげます。常に感謝を忘れず、そのご恩に報いることが出来るような努力を精一杯していきたいと思っております。せっかく大学という場で学ぶ機会を与えてくださったのですから、大学生として多くの経験をしていきたいです。



28年度奨学生 矢野愛(福井県立大学)

 大学に入学してから2年が経ち、勉強も共通科目ばかりだった1年生の時とは異なり専門科目一色になりました。私は大学で看護学を専攻しており、現在は医療、看護に関する科目を勉強しています。医療系に属する看護学を学んでいくうえでこの2年間衝撃を受けたのは教科書や参考書の量、そして買うたびにほかの学部と大きな差のある金額でした。国家資格取得に向けて勉強していくなかですべての分野が必要となるため、通常なら購入するために生活費を削る必要がありました。しかし奨学金を利用して教材を購入できたことで、充実した学習ができ、ほかの人たちと同じような生活ができていることに感謝しています。
 毎日大学で生活しているなかで仲間とのつながりも、生活を豊かにしてくれています。私の所属しているのが専門の学部であることも相まって周りには似たような目標を持つ仲間が多くいます。様々な視点をもち、多くを語れる心許せる仲間と出会い、切磋琢磨しながらとてもよい大学生活を送ることができています。

 入学前の想像と異なり、現在所属している看護学専攻からは看護師・助産師・養護教諭・保健師など多くの道に進むことができます。専門科目が多くなってきたこととも関係し、将来どんな職に就きたいかを考えることも多くなりました。これから本格化する学内演習や病院での実習を通して自分の希望する道に進んでいけるよう精進したいと思っています。
 最近、大好きな漫画の台詞の中に「主役の物語を生きていると思っている君たちでさえも、誰かの物語の一部分だ」という言葉をみつけました。当たり前のようだけど大事にしたい。どんなときも一生懸命生きたい。そうわたしに思わせてくれた心に響く言葉でした。
 大学に通うことができ、さらに充実した日々の生活を送ることができるのは十六地域振興財団さまの支援のおかげです。深く感謝申しあげます。これからも夢に向かって一生懸命進んでいきたいと思います。



平成28年度奨学生 小黒千晶(金沢大学)