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奨学生からの便り

 私が今頑張っていることは、まず第一に学業です。2年生になり、講義も専門科目だけになりました。今は振動学や材料科学などという、技術者に必要な知識を学んでいます。専門的なことが増えるにつれ、一層難しい内容になってきましたが、友人とともに切磋琢磨し、身につけることができています。同じ目標を持つ仲間同士で高め合える大学はとてもよい環境で、ともに成長できる場だと思います。
 最近私は、マイクロ波で推力を得る「EMドライブ」という未来の宇宙開発を飛躍的に進化させるテクノロジーについての記事を読みました。この装置はマイクロ波を反射させるだけで物体に加速度を与えるという、物理学の常識を覆すものだそうです。普通は燃料を噴射し、作用反作用の法則でロケットが進みますが、この装置は現段階ではなぜか推力を得るという事実だけが存在している状況です。この記事を読んで私は原理を知りたいという探求心に駆られました。工学部は新たな技術を研究・開発する人材を育成する場です。私は航空機に携わる研究や開発をしたいと思っているので、大学で専門的な知識を学び、将来この装置のような、未来のテクノロジーに携わりたいと強く感じました。
 また、学業だけでなく、人とのつながりも大切にしたいと思います。何かを成し遂げるには必ず誰かの協力が必要で、そのためには今からつながりを広げることは大事だと思います。私が入学してからこれまでにもっとも感じた変化は、「自由さ」です。高校までは勉強のカリキュラムにしろ、行事にしろ、すべて与えられたことをするだけでしたが、大学はすべてが自由で自分のしたいことを選んですることができます。逆に言えば、何にしても自分から行動しなければ始まらないということです。残りの学生生活でも知識の吸収、人とのつながりに積極的であるようにしたいです。
 最後に、大学という最高の環境で私が学ぶことができるのは十六地域振興財団様の支援のおかげです。これからも目標、夢に向かって精進したいと思います。



平成27年度奨学生 橋本将和(名古屋大学)

 大学に入学してからもうすぐ2年が経とうとしています。下宿しているということもあり苦労もありますが、毎日充実した日々を送っております。いよいよ2年生の後期を迎え、学業も専門的な内容が増えてきました。私は薬学部に在学しており、将来薬剤師を志しております。現在は薬の薬理作用の基本事項やそのための生理作用、有機化学を主に学んでおります。特に薬剤師というのは目に見えて社会に貢献できる職業です。現在、そのための勉強をしているのだと考えると身が引き締まる思いです。また、同じ将来を志す仲間が周りに多く、そういった仲間とともに日々学業に励んでおります。
 学業だけでなく部活動もあり、現在でもゴルフ部と空手部を続けております。どちらも大学から始めましたが、同学年の仲間、尊敬できる先輩や良き後輩とともに日々活動しております。また、すでに社会人として働いていらっしゃる先輩から薬剤師や企業での話を伺う機会もあり、毎日のモチベーションとなっております。社会に出たら多くの人と関わることになります。特に薬剤師ともなれば、患者様はもちろん、医師や看護師の方との関わりもあるでしょう。そのためにも部活動を通して多くの人に関わることは、必ず自らの将来につながると考えております。さらに、2年生の後期を迎えた今では幹部の役職を任される立場となり、特に空手部では部長という立場になりました。この経験は、将来社会的役割を持った時にそのままつながるものであり、この経験を大切にしようと考えております。


 自宅に負担をかけたくないため、その中でも時間を見つけてアルバイトもやっております。大学入学と同時に始めたものですが現在も続けております。
 しかし、それだけでは日々の生活は苦しく、これから学業等がより難しくなるため時間も取れないと思います。そんな中、日々の大学生活を送ることができ、自宅への負担を減らせているのは貴財団のお力添えがあってのことです。将来、その恩返しをするとともに地元に貢献するためにも、日々精進を続けていく所存であります。



平成27年度奨学生 西尾裕斗(岐阜薬科大学)

 私は農学生命科学科に所属しています。農学というと、農業について?と思う方がいると思いますが、この学科は植物だけを扱っているわけではなく、牛やダチョウ、菌類なども利用して研究をしています。進路(研究室配属)の選択肢が多い分、自分にとってどの分野がむいているのか、自分が将来就きたい仕事のためにどの道に進んだらいいのか、ずっと考えながら過ごす日々です。

 自由な時間が学生や社会人に比べ多い分、有効に使わなくてはと思い、資格取得とボランティアに力を入れています。資格は、恥ずかしながら、1回生はアルバイトと授業に追われ、2回生になってから取り組み始めたのですが、TOEICとMOSと調理師(自動車免許も取得中)を取ろうと思っています。調理師免許はいま働いているお総菜屋の店長の勧めで、取ろうと思いました。もともと料理をするのが好きで(唯一得意といえるかもしれない)、ここのアルバイトを選び、調理補助をしています。調理師の免許取得に、2年以上飲食店で調理に携わることが条件にあり、ちょうど来年の6月で2年になります。時間もあるし、料理に必要な知識、自分の学科にもかかわる知識を自分に取り入れられるとわかり、すぐに勉強をはじめました。まだまだ初歩ですが、知らなかったことが多過ぎて、発見の毎日ですごく楽しいです。
 そしてボランティアについてです。兵庫県のある田舎町で、「たった6人で起業し、手作業で作った巻き寿司で年商一億をあげた町があり、さらに6次産業を盛り上げよう」ということで私たちが大学生の意見を反映してもらうために、町の人と交流を図り、さまざまな企画をしています。6次産業とは農業や水産業などの1次産業が食品加工・流通販売にも業務展開している経営形態を表します。簡単に言って、地域の食材で地域特有の加工食品をつくることです。巻き寿司も名産品が使われています。まだどのように進めていくか模索中です。参加したからには、他人任せにせず、積極的に活動に参加したいと思っています。



平成27年度奨学生 林真里奈(京都府立大学)


 大学に入学そして上京して、約2年が経とうとしています。この2年間の生活の中で一番感じたことは、良くも悪くも岐阜と首都圏では得られる情報や機会の種類や数の差が激しいということです。今私は、“Change Gifu”をコンセプトとした学生団体を立ち上げ、運営しています。この中で、「「教育」を変える」ために、岐阜の高校生に情報提供を行うフリーペーパーを作成しています。団体運営は予想以上に大変なことばかりです。営業活動、組織内統括、取材、記事制作に関する技術習得、など全てが初めてのこと、かつ大変なことでした。特に、協賛はなかなかいただくことができず、現在も四苦八苦しております。商学部で商学や経営学、経済学やマーケティングマネジメントを学んではいますが、やはり、学んだことを実際に行動に移し、それを意味のあるものにしていくことはとても大変なのだと実感しました。
 この団体は発足して1年ほどしか経っていませんが、その中で学んだことが2つあります。まず、「始めることは簡単だが、難しいのは“続ける”こと」です。始めることは、勇気さえあれば可能ですが、続けるためには、どんな人物を仲間に加えるのか、どんなビジョンのもとに動いていくのか、どのように仲間の情熱を維持し、同じ方向を向き続けるのか…などといったことを解決していかなくてはいけません。もう一つは「人のつながりは素晴らしい」ということです。これは団体の活動に限らず人生において、いろんなつながりから知り合った方々に助けていただいて、今日の私があります。これからも日々感謝しながら邁進してまいります。
 高校生の皆さんの中には将来やりたいことがわからない人もいると思います。そんな人はぜひ「社会の中にどんな人がいるのか」を知ることから始めてみてください。もしかしたら、その中にやりたいことが見つかるかもしれません。
 最後になりますが、私が充実した学生生活を送ることができるのは、十六地域振興財団様のご支援あってこそのものです。関係者の皆様に深く感謝申し上げます。



平成27年度奨学生 後藤佑季(慶應義塾大学)

 私が学生生活において最も頑張っていることはずばり、勉学です。私は法学部に所属しているのですが、教科書、参考書の価格が異常に高いです。さらに、法律の改正に応じてそれらは新たな内容が加えられ改訂されます。学生はその最新版を購入しなくてはなりません。普通ならば金銭的な理由から購入を諦め、勉強に支障をきたしてしまうところですが、十六地域振興財団様の奨学金のおかげで、書籍の購入を諦めることなく、満足のいく勉強が出来ています。また、そうした支援を受けて大学に通っている以上、人よりも質的にも量的にも高いレベルで学ばなければならないと考えています。日々の授業の予復習はもちろんのこと、学内で定期的に開催されるセミナーにも参加し、より広く、深く学ぼうと心がけています。
 しかし、学生生活は、ただひたすらに机に向かって一人で勉強をしていれば良いというものではないと私は考えます。勉学が最も大切であることは言うまでもありませんが、大学とは出会い、交流し、高めあう場であるともいえると思います。大学には非常にたくさんの人がいて、そのそれぞれが異なる考えを持っています。私の周りにも様々な考えを持つ友人がいます。どんな問題、話題でも、彼らと意見を交わし、議論をすることは非常に大きな刺激となります。なんてことのない会話の中でも、そんな考えもあるのか、とハッと気づかされることが多くあります。


 こうした環境に自分がいて、毎日体験できるというのは本当に恵まれていると思います。その支援に感謝して、将来は支援してくださった地域の皆様のお役に立てるような仕事を考えています。直接的でも間接的でも、大学まで学ばせていただいた御恩を一つずつ返していけたら、と思います。これからの進学を目指している高校生等の方々も、私のように具体的な支援を受けているわけではないかもしれませんが、必ず何らかの形で地域の方々の支援を受けていると思います。その思いを胸に、日々の勉学を共に頑張っていきましょう。



平成27年度奨学生 山田拓馬(名古屋大学)