特約付き外貨預金(ハイ・プレステージ)

ハイ・プレステージとは?

  • 外貨定期預金に「円償還特約」がついた「外貨」で運用する商品で、為替変動リスクを軽減しつつ、円ベースでの高い利回りが期待できる商品です。
  • 外貨定期預金満期日の2営業日前を判定日とし、「円償還特約消滅条件レート」(以下「判定レート」といいます)を設定します。
  • 判定日の東京時間午後3時の実勢相場によって、満期日における元本・利息の受取が以下のように決定します。

【判定レートよりも円安の場合】
「円償還特約」が成立し元本、利息ともに円貨で償還されます。円貨償還時のレートには、お預入れ日の預入相場と同一に設定された「受渡相場」が使用されます。

【判定レートと同値またはより円高の場合】
「円償還特約」が消滅し、元本、利息ともに外貨で償還されます。(この場合、通常の外貨預金と同様に為替差損が発生するリスクがあります)

取引イメージ図 (例)下図に示す為替レートの変動は想定例です

・預入期間:6ヶ月
・預入通貨:米ドル 
・預入日の米ドル相場:1米ドル=125.00円
・判定日の円償還特約消滅条件レート(判定レート)120.00円
・【円貨償還時】満期日の受渡相場:1米ドル=125.00円(預入日の相場と同一)

判定時点の実勢相場が・・・

(A)[預入時為替レートより円安]の場合・・・円償還特約の成立により、元金・利息ともに円で償還します。当初外貨預金作成時のレートと同じレートで円転されるため、125.00円以上の円安メリットは放棄する形となります。外貨運用の商品ですが効果としては、円で高金利運用ができた経済効果(プレミアム大口定期預金の円償還時と同様の効果)が得られます。

(B)[消滅条件レートと預入時為替レートの中間]の場合・・・円償還特約の成立により、元金・利息ともに円で償還します。例えば満期日のTTBレートが123.00円の場合、市場実勢比有利なレート(125.00円)で円転できるため、本商品のメリットが生きる形となります。

(C)[消滅条件レートと同値または円高]の場合・・・円償還特約の消滅により、元金・利息ともに外貨で償還します。例えば満期日のTTBレートが119.00円の場合、1米ドルにつき{125.00円-119.00円=}6.0円の含み損を抱えている状態となります。

ハイ・プレステージメリット・デメリット、留意事項について

メリット
円償還特約が成立した場合、円貨ベースで高利回りが得られます。

デメリット

  • 円償還特約が成立した場合、満期日の市場レートが預入時のレートより円安であっても、円安メリット(為替差益)を受けることはできません。
  • 円償還特約が消滅した場合、外貨で償還されますので、円転レートによっては為替差損が発生し元本割れのリスクがあります。

為替変動リスクと元本欠損リスクについて
本商品には為替変動リスクがあります。円貨でお預入れいただき、この預金の払戻通貨が外貨に確定した場合、満期日における為替相場が預入時の為替相場よりも円高に推移していたときには、お受取りの外貨元利金の円貨換算額が当初の円貨を外貨に替えた時の払い込み円貨額を下回る(円貨ベースで元本割れとな る)リスクがあります。また本商品には、世界中で生じる政治・経済的な要因のほか、さまざまな要因による為替変動リスクがあります。為替相場の変動によ り、お受取りの外貨元利金を円換算すると、当初外貨預金作成時の払い込み円貨額を下回る(円貨ベースで元本割れとなる)リスクがあります。

手数料(概要)について
外貨を円貨にする際(引出時)は手数料がかかります。(お引出しの際は、手数料分を含んだ為替相場である当行所定のTTBレート(外貨から円貨に交換するときの適用レート)を適用します。)