シンガポールならびにバンコク駐在員事務所の新規開設について

当行は、シンガポールならびにタイの金融当局の認可を得て、駐在員事務所を開設いたしますので、お知らせします。

開設日

目的

シンガポールは、"アセアンの金融センター"として、金融をはじめとした総合的な情報が集まり、金融機関やお取引先のアセアンにおけるハブ拠点が集積しています。2015年に予定されているAEC（アセアン経済共同体）発足により、今後、シンガポールの役割が一層重要性を増すことが予想されることから、今般、シンガポール駐在員事務所を開設し、当地域の金融、経済などの現地情報を横断的に収集・提供することにより、お取引先の海外事業展開への支援を行ってまいります。

一方、タイは、"アセアンのものづくりの拠点"として、自動車関連を中心にお取引先の現地法人が、アセアンの中で最も多く進出しています。これまで、当行は、業務提携先であるカシコン銀行へトレーニーを派遣するなど、同行の協力のもと、お取引先のサポートを行ってまいりましたが、今般の駐在員事務所開設により、カシコン銀行との更なる協働を行うことで、お取引先の支援体制を強化してまいります。

当行では、2010年のカシコン銀行（タイ）へのトレーニー派遣を初めとして、順次、インドネシア、ベトナムへ行員を派遣、お取引先の海外進出を提携金融機関との連携により支援してまいりました。今般、アセアン地域に2つの駐在員事務所を開設することにより、既存の上海駐在員事務所（1993年に地方銀行で初めて上海に開設）、香港駐在員事務所とあわせて、アジア4拠点ならびに提携金融機関9カ国13行のネットワークとなります。

お取引先の海外展開が、複数の国に拠点を設け、統括、分業をはかるなど多様化するなか、当行では本件により、これらお取引先の海外事業展開を横断的に支援する体制が整います。

ご参考

駐在員事務所の概要

シンガポール駐在員事務所

バンコク駐在員事務所

主な業務内容

シンガポール駐在員事務所・バンコク駐在員事務所の外観

シンガポール駐在員事務所 (Singapore Land Tower 38階)	バンコク駐在員事務所 (CRC Tower 25 階)

当行の海外拠点網

当行は、1984年11月のニューヨーク駐在員事務所開設以降、香港、ロンドンの海外拠点を開設、1993年には地方銀行として初めて上海駐在員事務所を開設し、地域のアパレル関連企業などの中国への進出を支援してまいりました。

ASEANにおきましては、お取引先の進出ニーズの高まりを背景に、カシコン銀行やバンクネガラインドネシアなどの提携金融機関への行員派遣を通じ、現地でのお取引先の金融サポートを行い、この11月にはベトナム投資開発銀行へも行員を1名派遣しております。

今般のシンガポール、バンコクの駐在員事務所開設により、4事務所ならびに9ヵ国13提携金融機関による海外拠点網が構築されます。

海外拠点網

以上