クロスボーダーローン(海外子会社向けの直接貸付)の取扱について

2015年01月29日

当行は、日本国内の当行の営業店から、お客さまのタイ子会社向けに、クロスボーダーローン(タイバーツ建)を取扱いましたので、下記のとおりご案内いたします。
岐阜県内に所在するお客さまのタイ子会社への直接貸付は、当行としては初の取り組みとなります。
タイ王国へ進出している当行のお客さまは225社、うち岐阜県内のお客さまは50社以上にのぼり、現地子会社の資金調達に関する相談が増加しています。当行は今後とも、多様化するお客さまのニーズに積極的にお応えしてまいります。

1.クロスボーダーローンの概要

(1)社名 MUTO(Thailand)Co.,Ltd.
(2)所在地 タイ王国 サラブリ県
(3)実行日 平成27年1月29日(木)
(4)貸付通貨 タイバーツ
(5)金額 1億バーツ(約3億6千万円)
(6)取扱店 蘇原支店(岐阜県各務原市)

2.融資対象企業について

MUTO(Thailand)Co.,Ltd.は、電化製品、自動車部品などのプラスチック製品の設計・製造・加工までを一貫して手掛けるムトー精工株式会社(岐阜県各務原市 社長:田中 肇)の子会社として平成24年2月に設立されております。
ASEAN諸国の経済発展を背景に、将来的な追加設備投資も想定されるなか、現地子会社の資金調達方法の多様化を検討されており、当行のクロスボーダーローンがこうしたニーズに合致し、融資の実行に至りました。

3.当行の海外進出支援への取組みについて

お客さまの海外進出が増加しているなか、ASEANを中心とした現地での資金調達ニーズは高まっており、その調達方法も多様化しております。
当行では、クロスボーダーローンなどの融資商品の提供や3月に開所するシンガポール駐在員事務所、バンコク駐在員事務所による現地情報の提供などにより、お客さまの海外進出を支援してまいります。

ご参考

クロスボーダーローンは、現地通貨(タイバーツ)建てでの、海外子会社に対する直接貸付です。資金調達手段として広く利用されている、親会社からの資金貸付(いわゆる親子ローン)に比べ、親会社・子会社間の「為替リスク」を排除できる点などに特色があります。

以上