十六銀行と岐阜薬科大学との産学連携に関する連携協定締結について

2017年08月28日

当行は岐阜薬科大学(学長 稲垣隆司)と、地域社会や地域企業が抱える課題に連携して取り組むことを目的として、8月28日、細江茂光岐阜市長の立会いのもと、下記のとおり産学連携に関する協定を締結しましたのでお知らせします。
岐阜薬科大学では、初めての金融機関との連携協定締結となります。
今回の連携協定締結により、岐阜薬科大学が保有する研究成果を社会に還元し企業の製品開発に結びつける(大学から企業へ)、また、岐阜薬科大学の研究活動に貢献できる当行の取引先企業さまを研究者に紹介する(企業から大学へ)という双方向の活動で、経済の活性化と研究活動の促進をはかってまいります。

1.締結日

平成29年8月28日(月)

2.協定内容

(1)当行の取引先企業さま等が抱えている産学連携ニーズを岐阜薬科大学へ紹介。
(2)岐阜薬科大学と当該取引先企業さま等とで合意が成立した場合、技術相談、共同研究、受託研究等を行う。

3.進行中案件  

(1)「モジュール式卓上型医薬品製造システム」の開発(田原耕平准教授)
原料から医薬品のオンデマンド製造を可能にする卓上型医薬品自動製造システムの基盤技術開発を目指す。当行取引先の熱処理機器・粉体機器メーカー、高砂工業株式会社(岐阜県土岐市)との共同研究がスタートしている。
 
(2)岐阜ブランド米「銀の朏(みかづき)」、下呂特産「こんにゃく」の機能性成分の分析(遠藤智史助教)
当行取引先の医薬品メーカー、株式会社奥田又右衛門膏本舗(岐阜県下呂市)が中心となり、合同会社まん丸屋(同)が生産する岐阜ブランド米「銀の朏(みかづき)」、株式会社マンナン工房ひだ(同)が生産する下呂の特産品「こんにゃく」についての機能性成分に関する分析(共同研究)がスタートしている。
 
(3)めぐみの農協との連携(阿部尚仁講師)
阿部尚仁講師の専門分野である生薬学の研究に必要な植物の採集について、当行が連携協定を締結している「めぐみの農協」(岐阜県関市)が協力している。めぐみの農協としては、組合員である生産者の農作物の付加価値向上のため、岐阜薬科大学の高い研究能力を今後役立てたい意向である。

【調印式の様子】

(左から、頭取村瀬、岐阜市 細江市長、岐阜薬科大学 稲垣学長)

以 上