「じゅうろく六次産業化ファンド」第2号案件「オークヴィレッジ株式会社」への出資実行について
2015年10月30日
当行と十六リース株式会社(代表取締役社長 村松肇)が、株式会社農林漁業成長産業化支援機構(代表取締役社長 大多和巖)と共同で設立した6次産業化を支援する地域ファンド『じゅうろく六次産業化ファンド投資事業有限責任組合』(略称:じゅうろく六次産業化ファンド)は、オークヴィレッジ株式会社(代表取締役社長 上野英二)に対し、第2号案件として出資を実行しましたので、下記のとおりお知らせします。
当ファンドは、農林漁業の6次産業化による地域経済の活性化に貢献するため、株式会社農林漁業成長産業化支援機構法に基づき設立した官民ファンドで、本件は同法に基づく出資実行として「東海三県においても第2号」となります。
また、官民ファンドの中でも林業に関する案件は極めて僅少です。
これからも当行は、十六銀行グループ一体となって農林漁業を活性化させ、農山漁村における雇用創出と成長産業化に向けて取り組んでまいります。
記
1.出資案件の概要
出資先 |
オークヴィレッジ株式会社 |
代表者名 |
代表取締役 上野英二 |
所在地 |
岐阜県高山市清見町牧ヶ洞846 |
事業内容 |
地場産の広葉樹を用いた |
出資額 |
92,430千円 |
出資実行日 |
平成27年10月19日(月) |
2.出資の取組経緯
オークヴィレッジ株式会社は、創業当初から「100年かかって育った木は100年使えるものに」という合い言葉のもと、循環型社会を目指したモノづくりを理念に掲げ、これまで40年間、国産広葉樹を使ったモノづくりを行いながら、「山から木を1本もらったら木を1本返して未来に森林資源を残そう」と活動を続けてきました。同社は将来に向け、こうした取組みをさらに強化していくために、環境に寄り添った地場型・循環型の国産広葉樹活用システムの確立および伐採された広葉樹の中で市場の規格から外れ、良材でありながら使われてこなかった「規格外広葉樹」を活用するスキームの構築を目指しています。
岐阜県は、森林大国である我が国の中でも森林面積が県土の約8割を占め、全国屈指の豊富な森林資源を得られる環境にあります。同社の取り組みは、地域資源の活用により木に関わるステークホルダーの所得の増加や新規就労者の増加をはかる等、地方創生に大きく貢献することが期待できる事業であることから、出資を行うことを決定させていただいたものです。
4.『じゅうろく六次産業化ファンド』の概要
項 目 |
内 容 |
ファンド名称 |
じゅうろく六次産業化ファンド投資事業有限責任組合 |
ファンド存続期間 |
平成40年12月31日まで |
無限責任組合員 |
十六リース株式会社 |
有限責任組合員 |
株式会社十六銀行、株式会社農林漁業成長産業化支援機構 |
ファンド総額 |
5億円 |
出資対象事業者 |
農林漁業者の主体性が確保され、6次産業化・地産地消法に基づく |
お問い合わせ先:法人営業部 地域開発グループ TEL058-266-2523
以 上